看護師3年目で円満退職を希望するなら、最低でも半年前までに上司に相談することをおすすめします。最低でも3ヶ月前までにはしっかりと意思表示をする必要があるため、できればより早く申し出ることが望ましいです。
特に看護師は人手不足が懸念される業界であるため、病院側が退職者の穴を埋める作業はなかなか大変になります。それを考慮しても、なるべく早めに退職の意思を伝えるのは大事だといえます。医療現場は患者さんが第一です。もし退職の意思表示が遅いと、患者さんをケアできない事態にもなり得ます。病院にとっては、患者さんの命がなにより大切であるため、上司から苦言を言われたり、引き止められる可能性が高くなってしまいます。
もしそうでなくても、人手不足等の理由から引き止めされる可能性が高そうな場合は、退職理由をしっかりと考えておく必要があります。現在の職場に関する不満で辞めるということであれば、解決案を出されるケースがあるため、おすすめしません。「新しいキャリアを積みたい」「将来こうなりたい」など、将来のなりたい姿に近づくため、という方向性の理由を提示するのが最適です。
さらに、3年目の看護師となると、立場的に責任あるポジションに就いていることも珍しくありません。そんな中、いきなり抜けると周囲に多大な迷惑をかけてしまうため注意が必要です。患者さんや仕事内容については、引き継ぎを怠らず行うようにしましょう。プリセプターを担当していた場合は、後任のプリセプターをサポートする必要があります。
そして、退職の時期を検討する際は、なるべく多忙な時期は避けるようにしましょう。職場でのこれまでの経験を踏まえて、いつ頃が忙しい時期になるのかを確認したうえで、退職時期を考えることが大事です。